戸建を買った人が抱えるの悩みの1つ、それは『敷地内に雑草が生える!』ではないでしょうか。庭付きの家はもちろん、庭の無い家でも玄関前や隣の家との間など、土がある所であれば何処からでも雑草は生えてきます。貸家の場合、入居が決まればエクステリアは入居者さんの自由にしてもらうことになるのですが、賃貸募集している間は、内見に備えて貸家の外観をキレイに保つために、雑草を除去していくことが大家さんの仕事になります。これが思ったより大変で、夏場は雑草を抜いても抜いても次から次に雑草が生えてきます。
「いやいや、そんなん除草剤をまいたら楽に枯らせるやん!」と思っているそこなあなた。
そうなんです。除草剤を使うことで根こそぎ枯らしてしまうことが出来、かなり雑草が生えるサイクルを遅らせることが出来ます。ただそれでも夏場はどこからか胞子が飛んできて、部分的に雑草が生えてきますので、定期的に除草しなければいけないし、除草剤もなかなか良いお値段お値段します。
そこで、除草剤代わりになるのが、自宅で湿気取りに使う『除湿剤』です。
みなさんは、家に除湿剤は置いてますでしょうか。
日本は湿度が高いし、値段もそんなに高いものでは無いので、結構活用している方も多いと思います。うちは山が近いからか、めちゃめちゃマイナスイオンを感じるため、定期的に除湿剤をまとめ買いして、クローゼットや棚の中に入れています。
当ページでは、プチ大家歴10年になる僕が実体験で得た気づきを基に、使い終わった除湿剤を除草剤代わりに使用する方法を紹介していきます。他の大家さんはあまりされていないかもしれませんが、一人の個人大家の実践例を、娯楽として楽しんで読んで頂けたら幸いです。
ここでは、除湿剤の活用方法について解説していきますので、なぜ使用済み除湿剤が除草剤代わりになるのかという科学的な理由を知りたい方は、除湿剤の成分など詳しく解説しているサイト等で調べてみて下さい。
除湿剤を除草剤として使うために準備するもの 3選
- 使用済み除湿剤
- カッターやハサミ
- ゴム手袋
使用済み除湿剤は1個では量が少ないので、除草する範囲にもよりますが、最低でも12個ぐらいは用意します。一戸建てでは各クローゼットや棚などに置いていくと12個ぐらいは十分使い切れますので、除湿剤を買うときは12個のセット売りだとお得に購入することが出来ます。湿度の高い季節は2ヶ月ぐらいで除湿剤が使用済みになりますので、雑草が生える2ヶ月間隔で購入していくと良いでしょう。また湿度の低い冬の時期は除湿剤もほとんど湿気を吸いませんが、雑草もあまり生えないので、ちょうど除湿を購入する期間と除草時期のタイミングが重なっていることも、この裏技が活用しやすい点です。
では、次に使用手順を解説していきます。
除湿剤を除草剤として使うための手順 3つ
除湿剤の中身が液体化するまで使い切る
購入時は中身が固形になっていますが、水分を吸収すると、液体に変わります。中身が完全に液体化するまで使い切りましょう。
除湿剤の紙のフィルムをカッターで開ける
除湿剤の上に貼ってある白いシートに、カッターやはさみ等で端に切れ目を入れて開けていきます。中の液体が出てきやすくなるぐらい開いていれば大丈夫です。

シートを開ける時は、必ずゴム手袋を着用してください。結構刺激の強い液体になっていますので、直接付着したら手がかぶれる恐れがあります。
雑草が生えている所に除湿剤の液体をまく
雑草に直接液体をかけていきます。根の部分にしっかり液が届くようにかけてください。

作業的にはこれで終了です。空になった除草剤のプラスチック容器は、各自治体のごみ捨て規則に従って捨ててください。
後は、翌日には少しづつ枯れだし、3日もすればほとんど枯れてしまいます。
では、除湿剤を除草剤の代用として使うメリットを解説していきます。
除湿剤を除草剤の代用として使うメリット 2つ
除草剤代を節約できる
春になって暖かくなってきてから冬の寒くなるまでの間が主にですが、年間3回ぐらいは除草作業を行いますので、その分の除草剤代を節約でき、大家業としてはキャッシュフローを高めることが出来ます。
元々捨てるものを活用できる
使用済みの除湿剤は、中身の液体を抜いて捨てなければいけません。どうせ捨てるものなら大家業の役に立ってもらうことで一石二鳥となり、エコ活動にも貢献できます。
では次は、除湿剤を除草剤の代用として使うデメリットを解説します。実際にはエコ活用する事に対してのデメリットなんて無いのですが、あえて言うなら注意点として2つ挙げてみましたので紹介していきます。
除湿剤を除草剤の代用として使うデメリット 2つ
ガーデニング様の植物も枯らしてします可能性がある
雑草に液体をかける際に、誤ってガーデニング様に育てている植物にかかってしまうと、一緒に枯れてしまいますので注意が必要です。実際に僕がやってしまった事ですが、玄関前の土で玉竜(深緑の庭用の植物)を育てているのですが、少し離れた所に生えていた雑草を枯らそうと今回の裏技を使ったところ、効果が強力すぎることと、その晩に雨が降ったことによって液が広く浸透してしまったためか、玉竜まで枯れてしまった経験があります。大切な植物には液がかからない様にしてください。
専用の除草剤と比べて量が少ない
除湿剤の数次第になるのですが、あくまでの自宅で使用した除湿剤の再利用が目的なので、1回で使用済みになるのが12個前後だと思います。ポイントで生えてきた雑草を枯らす分には十分なのですが、広い庭で生い茂っている雑草を根こそぎ枯らすには量が全然足りませんので、専用の除草剤を購入する必要があります。
まとめ
実際にこの裏技使ってみた個人的な感想ですが、効果の面では、リーズナブルな値段の除草剤より、使用済み除湿剤の方が除草効果が高いんじゃないかと感じます。ただ1回ごとに使える量が少ないので、活用方法としては、雑草が生茂っている場合は専用の除草剤を使用してキレイに根こそぎ枯らします。一度枯らしてしまえば何ヶ月も放置しない限り生茂ることは無いので、その後にポイントで生えてきた雑草を枯らす際に、この裏技を活用するのが有効ではないかと思います。
また他の記事では、除草剤で対応できない植物への対処法なども記載していきますので、ガーデニングのDIYに興味がある方や、初心者大家さんにとって、当ブログが少しでも参考になれば幸いです。
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