大家業をやっていると、定期的に貸家をリフォームして、良い状態を維持していくことが、大家さんの仕事の1つになります。普通はプロの工務店さんにリフォームをお願いすることになると思いますが、簡単なリフォームを依頼するだけでも、思った以上の費用がかかってきたりします。
「そんなん、自分でリフォームしたらいいやん!」と思われたそこのあなた。
そうなんです。自分でDIY出来るようになると、かなりリフォーム代を節約することができます。といっても、やはり専門的なリフォームはプロにお願いすべきなので、別記事の『【プロに依頼】DIYしたらダメ!素人が手を出してはいけないリフォームの領域。』で、詳しく解説していますので、一度ご覧になって下さい。
では、日曜大工やDIYリフォームなんかやったことがない素人大家さんは、いったいどこでDIYの練習をすればいいのでしょうか?
- 工務店に就職して修行する。
- DIYのセミナーや講座を受けてスキルを身に付ける。
- 中古の戸建マイホームに住んで、自分でDIYする。
と、いくつか方法はありますが、僕はリフォーム関連の参考本や他の大家さんブログを読んで独学で勉強しながら、中古の戸建マイホームを買って自分でリフォームしてで、大きな労力やお金を使わずにDIYスキルを身に付けました。大家さんを目指されるのであれば、自宅のリフォームを業者に丸投げするのはもったいない。賃貸住まいでは難しいでしょうが、戸建ての持ち家なら、ペンキを塗ったり、壁紙を貼ってみたり、クッションフロアを貼ってみたり、ガーデニングしてみたりと、他にもいろいろなDIYを失敗を恐れずにチャレンジすることが出来ます。
結論を言いますと、中古戸建大家さんを目指す人が中古戸建マイホームを持つことには、DIYの練習も含めて多くのメリットがあります。
当ページは、プチ大家歴10年になる僕が実体験で得た気づきを基に、大家さんを始める前に、中古の戸建マイホームを購入して良かったと感じた内容を投稿しています。他の大家さんブログとは違った視点で記事を書いていますので、一人の個人大家の体験談を、娯楽として楽しんで読んで頂けたら幸いです。
実はと言うと、僕はマイホームを購入した時点では、まさか自分が戸建て大家さんになるなんて夢にも思っていませんでした。中古戸建てを買ったので、いろいろと自分でDIYしているうちに、いつしか家もDIYも好きになってしまい、気づけば戸建て大家さんを目指していたのですが、本当はもっと早くマイホームを手に入れた時から大家さんを意識していたら、よりその恩恵を受けれたのではないかと思い、大家さんを目指されている方にこの経験が少しでも参考になればと考え、このページを作ろうと思いました。
それでは中古戸建て大家さんが、中古戸建マイホームに住むべき理由をお伝えします。
戸建て大家が中古戸建マイホームに住むメリット 3つ
自己資金を使わずに、戸建を手に入れて住むことが出来る
戸建大家に特化していくのであれば、必要な設備や修繕内容、近隣住民との関わり方など、戸建の特性を知ったうえで『こんな一軒家に住んでみたい』と思ってもらう為にはどうすればいいか、借り手の心理を理解する必要があります。まずは自己資金を使わずに、住宅ローンを活用して戸建マイホームを手に入れ、実際に自分が戸建に住んで生活してみることで、その特性を知ることが出来ます。
リフォームの練習が出来る
リフォーム済みの物件の場合、内装は新築並みに綺麗になっている物件もありますが、その分金額が高いので、あえてリフォームされていない物件を安く購入します。冒頭でも記載しましたが、あとはDIYの練習をしながら自分でマイホームを再生していくことで、後々大家さんを始めた時に、そのスキルを役立てることが出来ます。我が家も、マイホームの購入時の状態は、前の住人の生活色が色濃く残っていたので、DIYで自分の好みの仕様に換えています。
物件の金額によっては、固定費を削減し、手元資金を維持できる。
プライベートな内容になりますが、僕は駐車場付き中古戸建を35年で住宅ローンを組んで購入しており、変動金利ですがローン返済額は約4万円になっています。アパートに住んでいた時の家賃が駐車場込みで8万円だったので、月々の固定費を4万円近くも抑える事ができ、フルローンを活用したことによって大家業を始めるための起業資金もしっかりと手元に残すことが出来ました。
では次に、副業大家さんが中古戸建マイホームを持つリスクも解説していきます。
中古戸建マイホームを買うリスク
大きな修繕が必要になる可能性がある
中古戸建はどうしても築年数が経っているので、大きな修繕が必要になってくることがあります。考えられる高額な修繕と言えば、外壁塗装であったり、屋根交換、浴室交換といったところで、それぞれ100万円以上掛かかってくることも普通です。手持ち資金が一気に減少すると、大家業の運営にも影響が出てくるかもしれません。僕も外壁のチョーキング(壁を触ったら手に白い粉が付く現象)、雨漏り跡、浴槽の割れや配管の水漏れなどが無いかを、しっかりと確認してからマイホームを購入したのですが、数年たって外壁サイディングの繋ぎ目のコーキングが剥がれだしたので、塗装はまだ必要なかったのですが、コーキングの打ち換えと合わせて外壁塗装もしました。繋ぎ目までは盲点だったので、外壁に関しては隅々までチェックする必要があると感じました。
リスクと言っても、いつか必要になる修繕を見越して貯蓄しておくことで対策は可能です。僕が思いつくデメリットは1つだけで、中古戸建マイホームで得られるメリットの方が断然多いと感じています。
まとめ
今回の内容は、より僕の個人的な主観が入ってしまいましたが、結果的に、大家になる前に戸建マイホームを持ったことで、DIYの練習をすることができ、大家を始めてからは中古物件の再生や修繕をDIYすることで、かなり必要経費を浮かし、利益を上げることに成功しています。満室稼働出来ている時なんかは、マイホームを使って、まだやったことが無いDIYにチャレンジしてみたり、ハウスクリーニングのスキルを磨いたりし、身に付けた技術を使って、身内の家のリフォームを手伝ったりもしています。
僕はもともとモノづくりが好きだったこともありますが、得手不得手がありますので、やっぱりDIYを誰かに教えてもらいたいと思う方は、ぜひDIYのセミナーや講座を受けてみて下さい。
また他の記事では、僕が中古戸建に実際に行ったDIYの詳細などを記載していきますので、大家さんに興味がある方や、DIYを始めてみたいと思っている方にとって、当ブログが少しでも参考になれば幸いです。
コメント