過去記事でもお伝えしている通り『【誰でも出来る!】少ない資金で月5万円稼げる貸家の探し方。』で見つけた戸建て、とにかく和室が多いです。窓は障子になっていることがほとんどですが、大体ボロボロに破れています。このボロ和室を何とかする事こそが、戸建て大家の宿命と言っても過言では無いのでしょうか。
もちろん破れた障子のままでは家を貸し出すことは出来ません。でも修繕の予算は限られてます。抑えられるものは少しでも抑えたい…
だったら方法は1つ、自分でするしかない!
「いやいや、障子をキレイに貼るなんて、素人に出来るワケ無いやん!」と思ったそこのあなた。
難易度や危険性の低さを考えても、障子貼りは、ほとんどの大家さんが自分自身でチャレンジしてもいいDIYの1つになります。
今回、僕も久々に障子貼りに挑戦してみて新たな気づきがありましたので、そちらに関してもお伝えしていきます。
当ページは大家歴10年になる僕が、実体験で得た気づきを基に、素人でも障子をキレイに貼る方法と注意点をご紹介していく内容となっています。失敗も含めて赤裸々にお伝えしていきますので、エンターテイメントの1つとして楽しんで読んで頂けたら幸いです。
それではまず、DIYを行う前に、自分で障子貼りをするメリットとデメリットを整理しておきます。
DIYで障子を貼るメリット 2選
低予算で出来る
一般的に業者に依頼した場合、障子1枚で約3,000円~約4,000円の見積になります。例えば窓2ヶ所にある4枚の障子の張り替えを依頼した場合、15,000円近い予算が必要になってきますが、DIYで行った場合、専用工具費用を除けば、4枚分の障子紙と接着用の障子のり合わせても、安価な物であれば1,000円ちょっとで施工する事が出来ます。
危険が少なく、難易度も高くない
DIYの中には電動工具を使用するものや高所作業など、危険を伴うものも多いですが、障子貼りに関しては、木枠に紙を貼るという内容になるので、特に危険な作業は無く比較的難易度も高くない為、DIYがあまり得意では無い大家さんでもチャレンジ出来ます。
では次は、DIYで障子を貼った場合のデメリットも合わせてお伝えしておきます。
DIYで障子を貼るデメリット 2選
シワが残る事がある
プロに依頼した場合、障子に一切シワが無い状態に仕上げてくれますが、素人がDIYでチャレンジした場合には、慣れるまではシワが残ってしまうこともあり、プロが施工した物と比べ多少見た目が悪くなります。(後で素人の施工例をご紹介します。)
剥がれて来る可能性がある
接着が甘かった場合には、しばらくしてから剥がれてくることも考えられ、もしそれが賃貸中に発生した時には、入居者からのクレームに繋がる可能性もあります。
以上が、障子貼りをDIYで行った場合のメリット・デメリットのご紹介でした。
実際には、僕自身DIYで障子貼りをして、多少シワになっても普通に賃貸出来ていますし、賃貸中に剥がれてきたという報告を受けたことは1度もありません。もちろん自分で障子貼りをすることには、ご紹介した以外にも数多くのメリット・デメリットが存在していますので、リフォーム関連の専門サイトが発信しているメリット、デメリットについても、併せて調べてみてください。
ではここからは、画像と共にDIYで障子を貼る手順をご紹介していきます。
DIYで障子を貼る手順
準備するもの

- 障子紙
- 障子用のり
- カッター
- 障子紙カット定規
- 障子紙剥がし液 (なければ濡らした雑巾)
- 霧吹き
- ブルーシート
- 雑巾(乾拭き用)など
では、施工工程を解説していきます。
古い障子紙を剥がす
まずは障子本体を窓枠から外します。一般の窓枠と構造は同じで、上に持ち上げて手前に引けば簡単に外れます。

作業の際に床が汚れない様に、ブルーシートの上などに障子を裏(格子状になっている組子が見えない方)を上にして置きます。
古い障子紙が貼り着いている木枠や組子に障子紙剥がし材を湿らせていきます。(無ければ水道水で濡らした雑巾で湿らせても大丈夫です。)


全体的に湿らせる事が出来たら、古い障子紙をキレイに剥がしていきます。

障子紙がキレイに剥がれずに木枠に残ってしまった場合は、障子本体を傷つけない様に、プラスチック製のヘラなどで軽く擦ると簡単に取り除くことが出来ます。
新しい障子紙を障子本体の大きさに合わせてカットする
用意した新しい障子紙を、障子本体の上端にテープで仮固定します。(仮固定用のテープは障子紙とセットになっていることもありますが、無ければマスキングテープで代用してください。)
ロール状になっている障子紙を障子本体の下端の所まで伸ばします。

【注意ポイント①】
※ 障子紙には裏表があるので間違えない様に注意してください。一般的にロールしている外側のザラザラした面が表側になり、画像の様に貼る場合には必然的にザラザラ面が障子の表側(組子が見える側)になります。
障子紙を障子本体の下端に合わせた所でカットします。(後から余分な部分をカットしますので、この時点では大体のサイズで大丈夫です。)

カットした障子紙を、一旦障子本体の上側に戻します。

障子に障子用のりを塗る
障子本体の障子紙を貼る部分(木枠と組子)に、障子紙を貼る専用のりを塗っていきます。

障子用のりはでんぷんのりで洗えばすぐに落ちますので、木枠に均等に塗るのが難しい時は、指でなぞるように塗っても大丈夫です。
【注意ポイント②】
※ お気づきかもしれませんが画像で塗っている障子用のり、やたらシャバシャバしてませんか。実はこれ、知人からもらった開封済みの障子用のりの残りを活用した物なのですが、先にお伝えしておきますが、これが原因でこの障子貼りは失敗します。使用していて「やたら水っぽいなぁ」とは感じてはいましたが、当初はこう言う性質の物だと思い作業を続けていました。顛末は後述しますので、以降の画像でも水分が広がっている状態になっていることをご了承下さい。(本来はここまでは広がりません。)
新しい障子紙を貼る
上側に寄せていた障子紙をシワや折り目がつかない様にキレイに広げていき、障子用のりを塗った障子本体に密着させていきます。

障子紙の余分な部分をカットする
貼り付けた障子紙の余分な部分をカッターでカットしていきます。ここが当DIYの1番の難関になりますが、障子紙カット定規を活用すれば、素人でもズレることなくキレイにカットすることが出来ます。
プロは木枠の接着部分に合わせて仕上げてくれますが、素人が同じようにカットして少しでも内側に敗れてしまったら失敗になりますので、接着部分より5ミリ程度外側に余裕をもってカットすると失敗する確率が下がります。(余分にカットした部分が見栄えに影響したり、障子の開閉時に少し擦れたりもしますが、裏側で普段見えない部分であり、機能にも問題は無いはありません。)

上下左右の4編を同じようにカットしていきます。

霧吹きで障子紙を濡らす
障子紙を貼り終えたら、障子本体を壁などに立てかけて、霧吹きで満べんなく水を吹きかていきます。

(画像ではペットの消臭剤のボトルを使っていますが、中身は水道水なので安心して下さい。)
かなりシワシワになるので、初めて行った時は「これ大丈夫か」と不安になると思いますが、乾燥すれば障子紙がピンっと張った状態になるので、気にせずにシワになるまで吹きかけていきましょう。
通気性の良い場所でしばらく乾燥させたあと、障子を元の位置に戻せばDIYでの障子貼りは完成です。
DIYで障子貼りをして失敗したことによる気づき
前述しましたが、このDIYを行ってから約30分後には、障子紙が本体から外れてきてしまいました。(急な出来事だったので、その際の画像を撮っていませんでした…)
今まで障子貼りをして来て初めての事だったのですが、心当たりはあったので、急遽新しい障子のりを購入してきて緊急で再接着してみました。それがこちらの画像になります。


緊急でやり直したので、かなりシワになってしまいましたが、これでも賃貸してもらう分には問題ない仕上りだと思います。
今回のDIYで気づいたこと、それは『障子用のりの再利用はしてはいけない』と言うことです。おそらく一度開封してしまうと、成分が変性して本来の性能を維持できなくなりますので、障子貼りの都度、新しい障子用のりを購入する事をオススメします。
予算の合計
それでは、今回の障子貼りDIYの予算の合計を計算していきます。
障子貼りDIY予算の合計 (障子4枚の場合)
- 障子紙(障子4枚分):約1,000円
- 障子用のり:約150円
- 障子紙専用カッター:約1,000円
- 障子紙カット用定規:約1,500円
予算合計:約3,650円
専用の工具は1度購入してしまえば今後も使用できる為、次回以降のDIYでは約1,150円の予算で障子を貼ることが出来ます。
作業時間の目安 (障子4枚分)
- 古い障子紙剥がし:1枚約15分×4枚=約1時間
- 障子紙貼り:1枚約30分×4枚=約2時間
作業時間合計:約3時間
障子貼りDIYのMVPアイテム
【障子専用ナイフ】
今回はじめてこの専用ナイフを使用してみました。
今までは普通のカッターを使っていたのですが、たまに切れ味が悪くなり障子紙が少し破れたりすることもありましたが、専用ナイフではその様なことは一切無く、刃がスムーズに障子紙の上を滑ってくれる感じで簡単にカット出来るので、断然こっちの方が使いやすかったです。
今後、DIYで障子貼りをしていく可能性のある方であれば、専用ナイフ1本持っておくと便利かもしれません。
まとめ
ご紹介いたしましたDIYでの障子貼り、僕は見事に失敗してしまいましたので、少し説得力に欠けますが、決して難しいものではなくDIYが初めての方でも挑戦しやすい内容だと思います。
なにより築古戸建て大家さんは、破れたり穴の開いた障子に出くわす機会が多々ありますので、是非ともご自身で障子を再生し、賃貸する為の修繕費用を節約してみては如何でしょうか。
また他の記事では、実際に貸家に施した他のDIYもご紹介していきますので、大家さんを始めたばかりの方や、DIYに興味がある方にとって、当ブログが少しでも参考になれば幸いです。

