前回の記事で、貸家の窓に残った粘着跡がキレイに取れる便利アイテムとして『【DIYで使える万能アイテム!】無水エタノールの6つの活用法と4つの注意点。』という内容を投稿させて頂きました。
もちろんそれ以外にも無水エタノールが、様々なDIYの場面で活躍してくれる万能アイテムであるという事を知って頂けたのではないかと思います。
ただ、実はもう一つ同じ様に粘着跡がキレイに取ることが出来るアイテムがあります。
それが『パーツクリーナー』という商品になります。
「いや、もう無水エタノールでいいで!」と思われたそこのあなた。
確かに粘着跡を溶かす効果という点では共通していますが、それぞれに強みがありますので、今回の記事では、DIY現場で活躍してくれる『もう一つの便利アイテムであるパーツクリーナー』をご紹介していきます。
このブログは大家歴10年になる僕が、貸家でのDIYやハウスクリーニングで実践している内容を基に、パーツクリーナーの活用方法をご紹介していく内容となっています。一個人大家の実践例ですので、エンターテイメントの1つとして、参考程度に読んで頂けたら幸いです。
それではまず、初めて名前を耳にする方もいらっしゃると思いますので、パーツクリーナーって何という所から解説していきます。
パーツクリーナーとは
パーツクリーナーとはその名の通り、自動車・バイク・自転車など機械のパーツに付着した油や汚れを洗浄・脱脂するための洗浄剤のことです。
ドラッグストアなどで販売されている無水エタノールと違って、パーツクリーナーは、工具などと一緒に普通にホームセンター等で購入する事が出来ます。
パーツクリーナーはとても汎用性が高く、DIYの現場でも大活躍してくれますので、いくつかその活用方法をご紹介したいと思います。
パーツクリーナーの活用方法 4選
ドアや窓の掃除
ドアや窓の冊子の溝は屋外に面しているので、特に汚れが溜まる場所となっています。勢い良く水洗いが出来ればいいのですが、例えば、お隣さんの家との間隔が狭い場合、汚水が隣に跳ね返ってしまったら、大変ご迷惑をかけてしまうことになります。
そんな場合でもパーツクリーナーを使えば、スプレーの噴射力と速乾性で、簡単に冊子にこびり付いた汚れを落とすことが出来、洗浄液も瞬時に乾燥するので、隣接している家に汚れが飛び散ることもありません。
また冒頭でもお伝えした通り、窓に付着したシールの粘着跡もキレイに除去する事も出来ます。
使用した工具や道具の掃除
キッチンなどの水回りのハウスクリーニングを行うと、使用した工具類がかなり汚れてしまいます。そんな時もパーツクリーナーで洗浄してしまえば、油や泥で汚れた工具も一瞬でキレイになり、普通に使用出来る状態に戻ります。また万が一水が使えない状況でも、工具の洗浄が出来る点はメリットになります。
ただし鉄性の工具に関しては油分も奪い去ってしまいますので、サビ予防の為、洗浄後は機械オイルなどを薄く塗布しておいた方が良いでしょう。
塗装前の脱脂
DIYでは塗装をする場面も多いと思いますが、金属性であれば、下地処理である塗装面の洗浄と脱脂をパーツクリーナーで行うことが出来ます。
害虫駆除スプレーとして代用
貸家で、ペットを飼われていた方が退去された後のハウスクリーニング作業あるあるなのですが、かなりの確率でゴキブリなどの害虫が出現します。作業中に害虫が現れた際、近くに害虫駆除スプレーが無かった場合でも、パーツクリーナーを害虫に向かって噴射すれば、ゴキブリやムカデ等であれば殺虫する事が出来ます。
次はパーツクリーナーと無水エタノール、脱脂・洗浄という共通する点がありますが、用途や特徴が異なりまので、そちらをご紹介していきます。
パーツクリーナーと無水エタノールの違い
それぞれの違いを、分かりやすく表でまとめました。
| 項目 | パーツクリーナー | 無水エタノール |
|---|---|---|
| 主成分 | 石油系溶剤 | エタノール99.5%以上 |
| 洗浄力 | 油脂に非常に強い | 油汚れや水分除去に最適 |
| 乾燥速度 | 非常に速い | 速い |
| 電子機器への使用 | 非推奨 | 精密機器の清掃に利用 |
| 臭い | 石油系の臭い | アルコール臭 |
| 消毒効果 | 消毒効果は無い | 80%に希釈で消毒効果 |
| 容器 | スプレー噴射式 | ボトル式 |
それでは、より詳しくそれぞれの強みに関して解説していきます。
パーツクリーナーが向いている場面
- 機械部品や金属製品の強い油汚れの清掃
- 金属製品の脱脂
- 角や狭い隙間の汚れ洗浄
スプレーの噴射力もあって、特に金属系の強い油汚れに対してはパーツクリーナーが適しています。
無水エタノールが向いている場面
- 精密機器の脱脂や清掃
- プラスチック製品などの清掃(合皮製品などは痛めてしまう場合がある)
- 消毒目的(用途に応じて)
プラスチックやゴム製品に対して比較的痛めにくいので、金属以外に関しては無水エタノールが適している場合があります。
また、どちらも窓に付着した粘着跡を消すことが出来るのは確かなのですが、瞬時に乾燥してしまうパーツクリーナーよりは、少し時間をかけて粘着を溶かしてくれる無水エタノールの方が、個人的にはシール跡の除去には向いていると感じています。
そして、必ずお伝えしておかなけれないけないパーツクリーナーの使用上の注意点をこれから解説していきます。
パーツクリーナーを使用する際の注意点 4選
火気厳禁
可燃性のガスを使用した製品なので、火の気があると容易に引火します。例えばガスコンロや換気扇など、キッチン周りの油汚れ掃除にパーツクリーナーを使うのは大変危険ですので、台所掃除には専用の洗剤を使用してください。
また、モーターから火花が発生する可能性がある電動工具本体の清掃にも、絶対に使用してはいけません(ただし外したビットなど、金属単体の工具には使用できます)
換気する
パーツクリーナーの成分である石油系溶剤は有害で臭いもかなりキツので、お子さんがいるご家庭では特に注意し、使用の際は必ず換気した状態でマスクを着用して下さい。出来る限り屋外(ガレージ等)で使用するようにしましょう。
肌荒れに注意
上記と同じ理由で人体に対して有毒なため、肌への付着は極力避け、使用する際は使い捨てのビニール手袋などを着用して下さい。
使えない素材がある
非常に強力な脱脂・洗浄成分により、ゴムやプラスチック製品を傷めてしまう場合があります。
ここまでご紹介してきた注意点、実はこれ『【DIYで使える万能アイテム!】無水エタノールの6つの活用法と4つの注意点。』でお伝えした項目と全く同じなんですが、パーツクリーナーの方がより毒性が強いので、使用に関しては一層注意して扱って下さい。
今回も大家目線で解説してきましたが、日常生活での使用を考えればパーツクリーナーには、さらに多くの活用場面があると思います。同時にもっと多くの注意点もありますので、自動車やバイク、工具等の整備に関する専門サイトが発信しているメリット・デメリットついても、しっかりと調べておいてください。
では、パーツクリーナーを使って窓サッシの掃除を実演してみたいと思います。
パーツクリーナーを使ったサッシの掃除方法
数年間まったく掃除していなかった窓サッシを掃除していきます。【閲覧注意!】
準備するもの
- パーツクリーナー
- ウエス
- 使い捨てビニール手袋やマスク など
※ 屋内で作業する際は、火気が無い場所で換気して行ってください。
作業手順
スプレーを噴射する準備をする
スプレーのノズルを取り付けて、汚れから10㎝程度離れた位置で準備します。

汚れに対してパーツクリーナーを噴射する
スプレーの噴射力を利用して、一気にサッシ枠の汚れをパーツクリーナーで洗浄していきます。

ウエスで汚れを拭き取る
浮き上がってきた汚れを、ウエスで拭き取ります。

なかなか取れない頑固にこびり付いた汚れに対しては、パーツクリーナーの噴射を何度か繰り返し、少し強めの力を使ってウエスで擦り取ります。


流石に、水と洗剤を使ってブラシで掃除した場合と比べたら結果は見劣りますが、手軽さと時間短縮できることを考えると、ハウスクリーニングの技術の一つとして取り入れてみても良いのではないでしょうか。
まとめ
今回は、パーツクリーナーの汎用性の高さと、実施に窓掃除で活用する場合の手順をご紹介させて頂きました。
前回記事の無水エタノールと比較して解説させて頂きましたが、どちらも数百円で手に入れる事ができますので、例えば普段気軽に使用する無水エタノールと、がっつり汚れている物に対して強力に洗浄したい場合に使用するパーツクリーナー、邪魔でなければこの様に2つのアイテムを上手く使い分けてみては如何でしょうか。
また他の記事では、DIYで使える様々なアイテムも紹介していますので、大家さんに興味がある方や、DIY好きな方にとって、当ブログが少しでも参考になれば幸いです。
